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小池百合子都知事は、40人を超える感染者を出した25日に急きょ、記者会見を開き、「いまが感染爆発の重大局面にある」として、都民に夜間の外出と、週末の不要不急の外出の自粛を求めた。

その週末、TVの街頭インタビューで若者が、「自粛と言われたから出てきた、出てきて欲しくなければ禁止にすれば良い」と回答していた。しかし、禁止となれば食料等の生活必需品等の流通も禁じられることとなり、いわゆるロックダウン(都市封鎖)ということになる。そのようなことになればどんな大変な状況になるのか、少し考えればわかることであろう。今考えなければいけないことは、生活必需品を求める行動や医者に掛かるなどの行為を除き、自分の外出が社会にとって必要なものなのかを自問してから外出して欲しい。
一方、これは若ものだけの問題ではない。政府は、全国の小中高の閉鎖、大きなイベントの自粛を呼びかけたものの、4月を目前に学校の再開を発表した。そうなれば、「あ~、もう大丈夫なのかな」と思ってしまうのも致し方ない。国ももう少し明確なメッセージを発信すべきである。加え桜の便りが聞こえれば、国民の気持ちが緩むのを容易に想像できたはずである。

また、本ホームページのKコラムや国連事務総長のメッセージで紹介したようなグローバル化の問題。いつまでも国を封鎖した状態が続けられるわけはない。先進国においても医療崩壊が叫ばれているが、仮に幸いにも落ち着きが取り戻せたしても、発展途上の国々も同様にフォローされなければ、この状況は繰り返されることになる。

私の最近の気に掛かった記事として、イタリアに住むフードライター&料理研究家の宮本さやかさんのコラムを紹介したいと思う。
結びの言葉として「だから日本の皆さんも、イタリアが払った、この恐ろしいまでの高い授業料を、決して無駄にしないでほしいと思う。学校が休みになるのはなぜなのか、外で遊んじゃいけないのはなぜなのか、レストランが営業を止め、経済を滞らせても守りたいものは何なのか、よく考えてほしいのだ。」という言葉が印象的だ。

日本人市民が見た「イタリア都市封鎖」のリアル-休校から「外出自粛」で生活はどう変わったか
https://toyokeizai.net/articles/-/340419

(IIS編集部)


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