令和第3回目の講演会は講師に国際金融アナリストの大井幸子先生をお招きし、『2020年激動のとき、世界はどうなる?どのように資産を作り、どう守るか?』という題目でご講演いただきました。
大井先生は1985年から2007年まで滞米しており、その間に起きたブラックマンデー、台湾戦争、ロシア危機、ITバブル崩壊、9.11、テロとの戦い、リーマンショックなどを実際に経験されています。そこから『令和』とはどういう時代なのかをお話しされました。平成が終わり新しい時となった今、私たちはどんな中にいるのでしょうか。
講演会前半部では現在の国際情勢や今後起こるかもしれない問題についてを国際金融の視点からお話しくださいました。特に”21世紀の戦争=『超限戦』”は印象的で、超長期トレンドを決定するキーワード『金融・戦争・契約』についてのお話しにも触れさせていただきました。これは大井先生の『金融・戦争・契約の正体』(2015年 ビジネス社)でさらに触れる事ができます。また今、世界で優位に立つ中国製造業が今後どのようになっていくかを、大井先生の視点からお話しくださいました。そこから『中国製造2025』の未来が見えてきました。
講演会後半部では今後の日本の株価はどうなっていってしまうのか、また実際資産を増やし続けるにはどのようにしたら良いのかをお話しくださいました。『老後資金2000万円不足』が大きな問題となる私たちの未来を私たち自身で守っていけるようになりたいものです。その為にはどんな事をしたら良いのかを難しく考えていましたが、資産保全の3つルールを知れば誰でも実践できる事を知り、もっと簡単で身近なものへと変わりました。そして、大井先生の『お金を増やしたいなら、これだけやりなさい』(2018年 フォレスト出版)には若者にもわかりやすく、誰もが簡単にできるお金の増やし方をご説明くださいます。
今回の講演会では大きな視野から日本の株価、お金の増やし方まで幅広く学びを深める事ができました。又、参加者の方々からの沢山の質問もあり、とても楽しい講演会となりました!
(文責:運営委員 今井 千華)