発表者:細川和秀 2021年1月16日
4大を卒業しても19.1%の人が非正規雇用に甘んじています。加え、大学に進学する人で何らかの奨学金を借りている人の割合は47.5%ですが、日本の場合奨学金というのは名ばかりで実際は学費ローンです。将来に亘って返還し続けなければいけない借金を背負ってまで大学に進学する意味はあるのでしょうか?
大学卒の人が正規雇用になれない理由は、新たな産業を生み出せない日本の社会構造にあるという指摘がありますが、本当でしょうか?
日本は少子高齢化で生産年齢人口が減っているにも関わらず、若年労働者が正規雇用になれない理由とは何でしょうか?
この先、ますます人口が減少し生産年齢人口が減っていくにも関わらず、高齢化はますます進み社会保障費が膨らむ一方の日本、国債発行で膨らむ一方の日本の借金、日本の将来に未来はあるのか、私たちは何をすべきかを考えます。
(1) 大学進学者数等の推移について
(2) 年齢層別の人口推移について
(3) 2010年・2025年・2040年の各単年度についての年齢層別分布
(4) 34歳までの若年労働者の正社員と非正社員の割合
(5) 大学・大学院卒者の性・年齢別・雇用形態別の平均年収
(6) 高校卒と大学(院)卒の正規雇用の給与比較
(7) 大学に掛かる費用
(8) 世界の国々のスカラーシップと学費ローンの割合比較
(9) 産業構造の変化 学歴の割合と仕事の割合のマッチング
・産業構造(明治維新から戦後まで)
・産業構造(高度成長期)1954年~1973年
・産業構造(先進国になったあとの低成長期)1974年頃~
・欧米先進国の先進エリア
(10) 日本の課題
・生産年齢人口の減少
・若年使い捨て非正規雇用の増加
・借金大国
・高齢化で増え続ける社会保障費
・景気低迷(失われた30年)
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